こだわりが詰まったもの作り「THE MADE IN JAPAN」
言うまでもなく、日本のクルマは世界中で高い評価を受けているが、それと同様にクルマに使われている日本製のパーツやケミカル製品、各種用品も世界でいち目置かれる存在だ。その理由は簡単。クルマと同じく高性能で高品質だからである。でも、パーツ、ケミカル製品などは、言うなれば縁の下の力持ち。クルマ本体のように目立つ存在ではないので、いいと認識されていても、その優れた部分について大きく取り上げられることはあまりなかった。
老舗オートケミカルメーカーとSPKがタッグで作り出す高性能ブレーキフルード「ULTIMATE PERFORMANCEシリーズ」
クルマ業界では企業の合併や吸収などによる再編があちこちで起こっているが、その多くが会社としてさらに強くなり、よい商品を生み出すために行うものである。そして企業同士がくっつくことで新しいブランドが出てきたりするが、新しいだけに当然「聞き覚えがない」。そのため、そのジャンルの商品を探している真っ最中だったとしても、聞いたことのない商品名はスルーしてしまうこともあるだろう。
橋本洋平の「TCL アドバンス」の開発者に聞いてみた
ブレーキフルードメーカーとして老舗の谷川油化が満を持して立ち上げたオリジナルブランド「TCL ADVANCE(以下TCL アドバンス)」。社運をかけた新ブレーキフルードが発売に至るまでには、耐久レースやジムカーナなど、さまざまな競技の現場で開発やテストが行なわれてきた。
そして発売前の同社の製品を使って86レースに参加していたのが、Car Watchでもおなじみの橋本洋平氏である。今回はそんな橋本氏が、ヴィッツレースでTCL アドバンスの開発に積極的に携わったドライバーや開発者にインタビューを敢行。マシンの差がほとんどないワンメイクレースの中でのTCL アドバンスのポテンシャルを聞いた。
雪道走行の新常識、極低温対応のブレーキフルードを冬の旭川でテスト
今回、Car Watchの取材班が訪れたのは、北海道の旭川市。道北における中心都市であり、観光地としても有名な町だ。ここは四方を山に囲まれた盆地のため冬期は北海道のなかでもかなり気温が下がるところ。今年は例年にないほど暖冬と言われているが、それでも関東人にとっては十分に冷え込みが厳しく、雪の量も多いという状況だった。そんなコンディションとくれば、通常の取材では間違いなく「悪条件」になるのだが、今回は違う。これこそ狙いどおりの「好条件」なのだ。そう、実は今回は「寒さ」を求めて旭川へやってきたのである。この寒さの中で試すのは、TCLアドバンスブレーキフルードの「Premium(プレミアム)」だ。
第4回 クルマ用クーラントは水冷パソコンの夢を見るか?(前編)
ミニカー! プリウス連載と言いながら、トップの写真がなんとミニカー! ここで大切なお知らせがあります。今回の内容は前後編でお届けするのですが、なんと前編には、プリウスが登場しません!
まあ、そこはそれプリウスの連載ですからプリウスが「かすりもしない」という訳ではないのです。ですが前編に関して言うと本当にプリウスの写真が1枚もない! これはマズい、大変マズいということで、慌てて「プリウスのミニカー」写真を持ってきました。いやー、写真を整理していて本当に焦りましたよ……。
第5回 クルマ用クーラントは水冷パソコンの夢を見るか?(後編)
安心してください、今回はプリウスありますよ。などと言っている場合ではない。高性能なクルマ用のクーラントは、果たして水冷パソコンの冷却液として使えるのか? そして使った場合には「純水よりも冷える」と言われる、その性能が発揮されるのか? そんなことを前回、真面目にやってみた。結果、水冷パソコンという小さな熱源でのテストでも、明確な差が生じることを確認できた。そう、それがTCLアドバンスのクーラント、アルティメイトパフォーマンスシリーズである。