蒸留事業・原料販売
蒸留事業
横浜市金沢工業団地内に位置する金沢工場は、石油化学産業界のサプライチェーンの一環として、水溶性グリコール・グリコールエーテル溶剤等を含む価値ある原料を活用し、その含有量を蒸留精製法により高めることにより、用途を広げていくという事業を行なっております。価値ある資源の活用の範囲を広め、循環型社会の構築に大きく貢献しております。
有効成分含む価値ある溶剤原料を活用するエコ事業
石油化学産業界のサプライチェーンの一環として、有効成分を含む価値ある原料溶剤を蒸留し、有効成分の含有量を高め、有効成分を原液よりも、さらに広げて活用する蒸留事業を行なっております。この事業により、循環型社会の構築に貢献しております。
下記の、図にありますように、お客様より、有効成分を含む価値ある原料を購入し、当社で蒸留精製し、当社で原料として使用し、また、製品として市販しております。
エコロジーが地球規模の課題である現代において、環境負荷の少ない循環型社会を目指し、その一翼を担うべく積極的に活動しています。 また、原油高などにより、石油製品の価格が高騰していますが、当社の蒸留事業では、貴重な原料溶剤を活用することにより、有効な化学成分の販売を行なっております。
弊社蒸留設備からの製品をご利用いただくことで、有効化学成分を含む価値ある溶剤原料を、更に広く活用して頂くことが出来ます。
蒸留の流れ
ご依頼の流れ
1.打ち合わせ
- 原料の物性(SDS)把握
- 要求純度(分析方法)、不純物物性の把握
- 数量
2.原料サンプルの入手
- 試験蒸留を行うため、原料サンプルをいただきます。
- サンプル量は1000ml
3.試験蒸留
- 試験蒸留
- 熱安定性の確認
- 前処理の必要性を含む蒸留方法の検討
- 現有実機での製造可能性の確認
4.試験製品の評価
- お客様に試験製品サンプルの評価をお願い致します。
- 製品規格の打ち合わせ
5.見積書の提出
6.受注
- 受注契約を締結させていただきます。
7.実機での製造及び納入
- 製造実機にて製造して、納入
お気軽にお問い合わせください
TEL 045-787-1231 FAX 045-784-1231
E-mail:k_satou@tanikawayuka.co.jp
担当者 佐藤
原料販売
製品名 | モノエチレングリコール#300 ジエチレングリコール |
一般名称 | モノエチレングリコール#300 ジエチレングリコール |
品名 | 略号 | 構造式 | 外観及び主な性状 | 荷姿 | 適用法令 |
(モノ)エチレングリコール 107-21-1 | MEG | HOCH2CH2OH | 無色透明な液体 沸点:197℃ 比重(20/20℃)1.115 | 20kg/缶 225kg/ドラム | 消防法:危険物 第4類第3石油類 水溶性 危険等級III 海洋汚染防止法:ばら積輸送における海洋汚染物質(Y類) |
ジエチレングリコール 111-46-6 | DEG | HO(CH2CH2O)3H | 無色透明な液体 沸点:245℃ 比重(20/20℃)1.119 | 20kg/缶 225kg/ドラム | 消防法:危険物 第4類第3石油類 水溶性 危険等級III |
弊社精密蒸留装置概要
装置の種類 | 減圧精密蒸留装置 |
装置の材質 | ステンレス(SUS304) |
蒸留釜の容量 | 5,000L |
蒸留塔の理論段数 | 30段 |
処理能力 | 20トン/日 |
真空度(操作圧力) | 10〜50 Torr |
加熱源(熱媒ボイラー) | 240〜300℃ |
蒸留可能製品
●グリコール類
モノエチレングリコール(MEG)
ジエチレングリコール(DEG)
トリエチレングリコール(TEG)
テトラエチレングリコール(Tetra EG)
プロピレングリコール(PG)
ジプロピレングリコール(DPG)
トリプロピレングリコール(TPG)
●グリコールエーテル類
メチルジグリコールエーテル(MDG)
メチルトリグリコールエーテル(MTG)
ブチルジグリコールエーテル(BDG)
●その他
営業までご相談下さい。