蒸留事業・原料販売
蒸留事業
横浜市金沢工業団地内に位置する金沢工場は、水溶性グリコール・グリコールエーテル溶剤の資源をリサイクルする蒸留事業を推進しています。ここでは廃溶剤を精製分離し、再び利用可能な状態にしています。弊社では、この資源リサイクルを通じて、産業廃棄物という社会的な問題及び、地球環境と資源の保全に取り組んでいます。
廃溶剤を再資源化するエコ事業
溶剤は一度使用するとさまざまな不純物が混入し、廃棄物になってしまいます。しかし、不純物を取り除きさえすれば、再び利用できるようになります。
弊社の蒸留事業では、従来は産業廃棄物となっていた廃溶剤を、「溶剤成分」と「不純物」に分離することで、新品同様に使用できるように再生しています。この廃溶液の再資源化は、廃棄物の量を減らすだけでなく、限りある資源を保全することにも繋がっています。
エコロジーが地球規模の課題である現代において、環境負荷の少ない循環型社会を目指し、その一翼を担うべく積極的に活動しています。
また、円安傾向や原油高など、現在はあらゆる石油製品の価格が高騰しています。蒸留事業部では、お客様の廃棄物を減らすだけでなく、リサイクル溶剤の販売も行なっております。弊社蒸留設備をご利用いただくことで、不純物の入った化学製品を再生してご利用いただくことが可能です。
蒸留の流れ
※産業廃棄物の廃油の処理も可能です。(但し水溶性溶剤)
横浜市産業廃棄物処分業 許可番号 第56-20-081343号
ご依頼の流れ
1.打ち合わせ
- 原料の物性(SDS)把握
- 要求純度(分析方法)、不純物物性の把握
- 数量
2.原料サンプルの入手
- 試験蒸留を行うため、原料サンプルをいただきます。
- サンプル量は1000ml
3.試験蒸留
- 試験蒸留
- 熱安定性の確認
- 前処理の必要性を含む蒸留方法の検討
- 現有実機での製造可能性の確認
4.試験製品の評価
- お客様に試験製品サンプルの評価をお願い致します。
- 製品規格の打ち合わせ
5.見積書の提出
6.受注
- 受注契約を締結させていただきます。
7.実機での製造及び納入
- 製造実機にて製造して、納入
お気軽にお問い合わせください
TEL 045-787-1231 FAX 045-784-1231
E-mail:k_satou@tanikawayuka.co.jp
担当者 佐藤
原料販売
製品名 | モノエチレングリコール#300 ジエチレングリコール |
一般名称 | モノエチレングリコール#300 ジエチレングリコール |
品名 | 略号 | 構造式 | 外観及び主な性状 | 荷姿 | 適用法令 |
(モノ)エチレングリコール 107-21-1 | MEG | HOCH2CH2OH | 無色透明な液体 沸点:197℃ 比重(20/20℃)1.115 | 20kg/缶 225kg/ドラム | 消防法:危険物 第4類第3石油類 水溶性 危険等級III 海洋汚染防止法:ばら積輸送における海洋汚染物質(Y類) |
ジエチレングリコール 111-46-6 | DEG | HO(CH2CH2O)3H | 無色透明な液体 沸点:245℃ 比重(20/20℃)1.119 | 20kg/缶 225kg/ドラム | 消防法:危険物 第4類第3石油類 水溶性 危険等級III |
弊社精密蒸留装置概要
装置の種類 | 減圧精密蒸留装置 |
装置の材質 | ステンレス(SUS304) |
蒸留釜の容量 | 5,000L |
蒸留塔の理論段数 | 30段 |
処理能力 | 20トン/日 |
真空度(操作圧力) | 10〜50 Torr |
加熱源(熱媒ボイラー) | 240〜300℃ |
蒸留可能製品
●グリコール類
モノエチレングリコール(MEG)
ジエチレングリコール(DEG)
トリエチレングリコール(TEG)
テトラエチレングリコール(Tetra EG)
プロピレングリコール(PG)
ジプロピレングリコール(DPG)
トリプロピレングリコール(TPG)
●グリコールエーテル類
メチルジグリコールエーテル(MDG)
メチルトリグリコールエーテル(MTG)
ブチルジグリコールエーテル(BDG)
●その他
営業までご相談下さい。