スーペリア・ブレーキフルードDOT4 LV

最新のブレーキシステム搭載
欧州車専用
ブレーキフルード新発売!

  • 欧州車対応ブレーキフルード
  • 低粘度タイプブレーキフルードDOT4 LV
  • JIS BF-4およびISO Class6規格に合格

DOT4 LVのLVは、Low Viscosity(低粘度タイプのブレーキフルード)を意味しています。

昨今の自動車の進化とともに、電子デバイスのブレーキ機能として、ESP(Electronic Stability Program)、ABS(Anti-lock braking System)、ASR(Anti-Slip Regulation)が装着された車両に、「DOT4 LV」は、非常に優れた性能を発揮し、最新のブレーキ技術の動作を支えます。

特に欧州車には、このタイプのブレーキフルードが指定されており、本来の性能を発揮するうえでDOT4 LVが必要となります。

仕様

容量1L
素材グリコール, ポリエチレングリコール, ホウ酸エステル
比重(Typical value)1.060
ドライ沸点 (Typical value)269℃
ウェット沸点 (Typical value)168℃
粘度 (Typical value)628cst
規格JIS K2233 BF-4, FMVSS NO.116 DOT4, ISO 4925 CLASS6
JANコード4949329029995
荷姿1L x 20本
N.W(kgs)21.4kgs
G.W(kgs)24.6kgs
サイズ45.0×38.0x26.2cm

特性

商品名Brake Fluid DOT4 LV
規格Low Viscosity ISO Class6
ベースグリコールエーテル
黄褐色

自動車メーカー推奨規格

VW, Mercedes Benz, PORSCHE, FORD, GM, JAGUAR, RENAULT, BMW etc

  • ヨーロッパ車対応の商品ですが、アメリカ車(Ford、GM等)にも安心してお使いいただけます。
  • すべてのメーカー承認や規格を取得しておりませんが、クリアする性能を持っていますので安心してお使いください。
  • ハーレーダビットソンなど限られた車種でシリコーン系ブレーキフルードが採用されている事を除けば、油圧式ブレーキシステムを採用した一般的な乗用車や二輪車のほとんどはグリコール系(非鉱油系)のブレーキフルードが使われております。

製品特徴

  1. ABS、ESP、ASR、TCS、EBDなど電子制御ブレーキや車両安定化システムを搭載した最新世代の車両にお勧めです。
  2. JIS BF-4、FMVSS DOT4およびISO4925 Class6の規格に合格した低粘度ブレーキフルードです。
  3. TCL Superior Brake Fluid DOT4 LVの-40℃における低温粘度は628㎟/2s(代表値)で、低温での流動性や応答性に優れており、ISO4925 Class6の基準も満たしております。
  4. 本製品はドライ沸点269℃(代表値)、ウェット沸点168℃(代表値)を有し、従来のDOT4製品の沸点(当社比)よりも高温で優れた性能を持っております。

交換時期がわかるステッカー

TCLスーペリア・ブレーキフルードDOT4 LVでは、お客様のクルマの性能を最大限に引き出せるよう、エンジンルームに貼付して交換時期が確認できるステッカーをご用意しております。ぜひ、ご活用ください。

自動車用語集

●ABS/Anti-lock Braking System
(アンチロックブレ-キングシステム)

ブレーキを踏むとタイヤが路面との摩擦で車が止まりますが、路面が雪や雨で濡れているとタイヤと路面の摩擦が弱くなって、ブレ-キを踏んでも車が止まりにくくなります。路面が濡れていても車がうまく止まる様に、摩擦が弱くなる直前にブレーキを瞬間的に緩め、常にタイヤと路面の摩擦を最大限にするシステムです。実際にはタイヤと路面との摩擦の向上させるよりも、ブレーキをかけながらもハンドルが利き、危険を回避できる効果が大きいです。2019年度に販売されている車両の98.9%にABSは装着されています。

●EBD/Electronic Brake force Distribution
(エレクトリックブレ-キフォ-スディストリビュ-ション)

車の前輪と後輪の回転差をセンサーで検出し、前輪と後輪に最適なブレ-キの効きを配分するシステムです。ABSの効果を100%発揮させる為に、特に乗車人数や積載量によって後輪の荷重が大きく変化するトラックやミニバンなどに搭載されています。積載重量が大きいときには後輪のブレ-キの効きを強めることで車両の上下動を抑え、同時に前輪のステアリングも効きやすくします。これをさらに左と右の車輪でも働く様にし、カ-ブを曲がる時に安定したブレ-キの効きを実現した仕様も登場しています。

●ESP/Electronic Stability Program
(エレクトリックスタビリティプログラム)

フォード、VW、ベンツ、クライスラー、アウディ、スズキでの横滑り防止装置(ESP)の呼称です。事故を未然に防ぐ装備の一つで日本語では「横滑り防止装置」と訳されています。カ-ブを曲がっている時などに、急なハンドル操作などによる車体の横滑りを感知すると、自動的に個々の車輪に独立してブレーキをかけたり、エンジン出力を下げるなどして横滑りを防止する仕組み。現在のところトヨタのVSC、日産のVDCなど、各自動車メーカーによって違う名称が使われています。

●ASC/Active Stability Control
(アクティブスタビリティコントロ-ル)

三菱自動車での横滑り防止装置(ASC)の呼称。事故を未然に防ぐ装備の一つ。日本語では「横滑り防止装置」と訳されています。基本原理はESPと同じでメ-カ-によって呼び方が異なります。

●TCS/Traction Control System
(トラクションコントロ-ルシステム)

アクセルを踏み込んだとき路面に力がかかりすぎてタイヤが空転する事があります。これを防いで駆動力を効率よく制御する装置のことです。4輪に装着された速度センサーとコンピュ-タ-により、タイヤの空転を検知すると、エンジンの力を落としたりして駆動力をコントロールしタイヤの空転を抑えます。雨天時や悪路など、滑りやすい路面で効果を発揮するのはもちろん、カ-ブを曲がる時にもスム-ズに走行できます。ホンダをはじめ、一般的にTCSと呼ばれますが、トヨタではTRC、三菱ではTCLといった略称も使われています。

●ASR/Anti-Slip Regulation
(アンチスリップレギュレ-ション)

トラクション・コントロール・システムの一種。エンジン出力の大きい車種に採用し、エンジン出力とブレーキのの両方を制御する事により、タイヤの空転を防止します。

よくある質問

Q. スーペリア・ブレーキフルードDOT4 LV商品の規格について教えてください。

A. この商品は、「アメリカ連邦自動車安全基準」(FMVSS) で定められたDOT規格のDOT4と、「日本産業規格」(JIS)のJIS K 2233規定のBF-4規格、更には「国際標準化機構」(ISO)のClass6規格を取得しております。
スーペリア・ブレーキフルードDOT4 LVは、JIS 認定工場で生産され、DOTならびにJIS 規格、ISO規格に合格しておりますので、安心してご使用いただけます。

Q. スーペリア・ブレーキフルードDOT4 LVの特徴は?

A. 本製品はLow Viscosity(低粘度)タイプのブレ-キフル-ドとなり、自動車の安全性向上の為ブレーキ機能に、ESP(Electronic Stability Program)、ABS(Anti-lock braking System)、ASR(Anti-Slip Regulation)等の電子デバイスが装着された車両に対して、非常に優れた性能を発揮し、最新のブレーキシステムの動作に適していることが特徴となります。
特に欧州車には、このタイプのブレーキフルードが指定されており、本来の性能を発揮するうえでDOT4 LVが必要となります。

Q. スーペリア・ブレーキフルードDOT4 LVと一般的なDOT4の違いを教えてください。

A. スーペリア・ブレーキフルードDOT4 LVは、一般的なDOT4の規格に分類される商品よりも低温域での流動性が優れているブレーキフルードである事が大きな違いとなります。
商品名のLVの意味はLow Viscosity(低粘度)を示しております。

Q. 低温流動性が良い事で何が変わるの?

A. 寒冷地や冬季にブレーキを使用しても、ブレーキシステムが正常に作動が出来るようにブレーキフルードの規格では-40℃での動粘度を計測する項目があります。
この数値が低く柔らかい動粘度を持ったものは、より応答性・伝達性に優れたブレーキフルードと言えますが、スーペリア・ブレーキフルードDOT4 LVは一般的なDOT4と比べ-40℃動粘度が628cst(※代表値)と低く、低温域でも応答性・伝達性に優れたブレーキフルードになっております。

Q. 低温以外では柔らかすぎでブレーキの効きが悪くならないの?

A. 問題ございません。高温域や常温域での動粘度は一般的なDOT4と比べても大きな差はなく高温域から低温域まで安定してお使いいただけます。

Q. スーペリア・ブレーキフルードDOT4 LVとSuper DOT4の違いを教えてください。

A. 一般的なDOT4よりも沸点が高い“高性能ブレーキフルード”の事を差別化する為に『Super DOT4』という名称が使用されている商品もございますが、実際には『Super DOT4』という規格は存在せず、分類はあくまでもDOT4となります。
この事から『Super DOT4』は『スーペリア・ブレーキフルードDOT4 LV 』の最大の特徴である低温域での流動性の良さを保持していないことが大きな違いとなります。

Q. どんな車両におすすめですか?

A. 近年ほとんどの車両に搭載されているABSを始めとしたEBD・TCS等ブレーキ自動制御装置の普及やこれら電子デバイスの進化により、より細かい制御が要求されるため、センシティブな役割をブレーキフルードは担っております。このことから、動粘度が常に柔らかい状態の常温域と比べ、よりシビアな低温域でも優れた流動性を持っている事が、様々な条件下でもこれらブレーキシステムに組み込まれた安全装置を作動させる上で、重要な要素になっており、これらの機能を持った車両に最適と言えます。

Q. リザーバータンクのフルードが減るのはなぜ?

A. 極少量のフルードは蒸発もしますが、量が減る大きな原因はブレーキパッドの摩耗が原因です。ディスクローターとパッド、ブレーキドラムとライニングには一定の隙間が必要です。この隙間を一定に保つために、自動調整装置が働いています。
すなわち『パッドやライニングが摩耗する➡隙間が大きくなる➡隙間の自動調整(シリンダーピストン前進)➡シリンダー内の油量が増える➡リザーバータンクの液面が減少する』となります。特にディスクブレーキはシリンダー径が大きいためパッドの摩耗による液面変化が大きくなります。

Q. リザーバータンクのフルードがDOT4でも、DOT4 LVを補充しても大丈夫か?

A. 同じ性能(商品)のブレーキフルードを補充することをお勧めしますが、グリコール系(非鉱油系)の製品であれば、下限ライン (Min) よりもフルードが少ない場合に補充してもかまいません。ただし、違う性能のフルードを継ぎ足した場合、低い性能のブレーキフルードに能力は引っ張られてしまいます。このため性能を最大限発揮するためにも全量交換をお勧めしております。

Q. スーペリア・ブレーキフルードDOT4 LVの交換サイクルを教えてください。

A. ブレーキフルードには吸湿性があるため、2年程度で沸点が低くなりベーパーロックの危険性が高まるため、定期的な全量交換が最も重要なメンテナンスとなりますが、スーペリア・ブレーキフルードDOT4 LVも同様です。但し、前回交換から2年以内であっても、使用環境や状況によって劣化が進み、液の色が黒ずんだり黒色以外でも大きく変色が見られる場合は、早めの交換をお願い致します。

Q. ブレーキフルードの保管方法について教えてください。

A. 高温多湿を避け、屋内保管を推奨します。また、ゴミや水分は大敵ですので、必ず容器のキャップを密栓してください。異物や水分の混入が起きそのまま使用しますと大変危険な状況になります。

Q. 新品のフルードは無色透明でしたが、そのまま未使用で保管していたら黄色に変色しておりました。そのまま使用可能でしょうか?

A. 使用可能です。黄色に変色するのは添加されている「酸化防止剤」や「防錆剤」などの添加剤の色が経時変化しただけで、フルードの性能とは無関係ですので、ご安心してご使用してください。

Q. 国内でDOT4 LV指定車はありますか?

A. 一部、トヨタ・GRスープラがDOT4 LV規格指定車になっております。エンジンを始めとした動力系や駆動系などはBMW社と共同開発されており、欧州車の仕様・技術が反映されている事が理由となります。まだ、日本では浸透していないDOT4 LV規格は常温域の性能を維持しながら低温域でも固くなりにくい特性を持たせたもので、ヨーロッパ車では標準となりつつある規格です。

Q. 国産車にスーペリア・ブレーキフルードDOT4 LVを使用しても問題ありませんか?

A. 問題はございません。一般的なDOT3、DOT4の代替品としてご使用もいただけます。

Q. 古い外車にスーペリア・ブレーキフルードDOT4 LVを使用しても問題ありませんか?

A. 問題はございません。一般的なDOT3、DOT4の代替品としてご使用もいただけます。

Q. 欧州車以外のアメリカ車にスーペリア・ブレーキフルードDOT4 LVを使用しても問題ありませんか?

A. 問題はございません。一般的なDOT3、DOT4の代替品としてご使用もいただけます。